三ツ輪屋精肉店のこだわり

三ツ輪屋精肉店のこだわり

三ツ輪屋精肉店のこだわり

こだわる三ッ輪屋は同じ牛肉でも味がちがう!

現在、ほとんどのお肉屋さんではメーカーさんや卸屋さんで真空パックされた部分肉をつかっています。輸送の面や管理しやすい為に、とても便利なのですが、美味しさの追求という意味では牛肉を枝肉(骨の付いた状態)で熟成させるのが一番です。
真空パックの牛肉でもある程度熟成されますが、骨付きで熟成されたお肉と比較すると同じお肉でも美味しさはまるでちがいます。

骨付きのまま熟成させる牛肉はアミノ酸がいっぱい

お肉は屠蓄してすぐは、どんな素晴らしい牛肉でも味は悪く、硬いのです。10日から2週間の熟成を経ることによって、お肉の中の旨味成分であるアミノ酸の量が多くなり美味しくなるのですが、骨付きの状態で熟成すると、アミノ酸が牛の体の中でバランス良く作られるのです。

お店で骨抜き整形。これからも味の追求を続けます!

三ッ輪屋精肉店は味の追求という意味合いからも枝肉(骨の付いた状態)で仕入を行い、程よく熟成させてから、お店で骨を抜き整形をして、お客様に提供させていただいております。

但馬牛から生まれた高級牛肉「三田肉」の魅力

但馬牛について

「但馬牛」ですが、約1200年も昔から兵庫県北部の但馬地方の豊かな自然の中、農耕用として飼われていました。1310年刊行されている「国牛十図」という牛の図鑑には、「但馬牛」について「骨細く」「皮薄く」良い牛であると書かれてあります。「丹波牛」や「淡路牛」についても書かれてありますが「但馬牛」ほどには褒めてはいません。

三田牛は但馬牛から生まれた

但馬地方の地域、気候は環境によるところが多く、山々には野草が豊富に茂り、至ところに六甲山系の上質な水がながれています。そして岩の多い山道はそこを上り下りする牛たちのヒズメや体を鍛え、湿気の多く、寒暖差の激しい気候は牛の毛並みを柔らかくします。また山の多い但馬の農民は耕地に恵まれず、牛飼いも貴重な収入の手段であったため、人々は熱意を注いで牛の飼育に当たった為、素晴らしい牛ができあがったのです。その「但馬牛」の子牛を北摂三田で月齢30ヶ月以上まで育成したものが「三田牛」です。(しかも年間1000頭しか生産されていません。)

神戸肉よりもワンランク上の牛肉「三田肉」

一般に言われる「神戸肉」は『但馬牛を神戸、北摂三田などで育てたもの』と定義されていますが、特に六甲山北側の三田で肥育したものは最高とされており、神戸開港の折「神戸肉」の名声を高めたのは実は「三田肉」であったとされています。つまりは「神戸肉」の中のワンランク上のお肉なのです。